内容説明
「ラスト・ソングを選ぶということは、自分の人生をどんな気持ちで終わるかということである」人生の最後の刻に何を聴きたいかをテーマに綴るエッセイ集第二弾。壮大な鎮魂曲「海ゆかば」や憂国の心情溢れる「青年日本の歌」、幼い頃から親しまれてきた小学唱歌「朧月夜」「月の砂漠」など懐かしい歌たちへの追憶。
目次
みんな夢の中
東京の花売娘
小学唱歌
青年日本の歌
ゴッド・ブレス・アメリカ
林檎の木の下で
特別攻撃隊斬込隊
海ゆかば
円舞曲
茶目子の一日〔ほか〕
著者等紹介
久世光彦[クゼテルヒコ]
昭和10(1935)年、東京生まれ。東京大学文学部美学科卒卒業、東京放送に入社。「七人の孫」「時間ですよ」「ムー一族」「寺内貫太郎一家」等のヒットドラマを手がけ、54年退社。カノックスを設立後、演出家、映画監督、作詞家として活躍。平成4年、「女正月」他の演出で芸術選奨文部大臣賞受賞。5年、「蝶とヒットラー」で第3回ドゥマゴ文学賞受賞。6年、「一九三四年冬―乱歩」で第7回山本周五郎賞受賞。9年、「聖なる春」で芸術選奨文部大臣賞受賞。13年、「蕭々館日録」で第29回泉鏡花文学賞受賞
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