出版社内容情報
開業時の姿に復元されつつある東京駅。明治の建設当時から昭和の激動期まで、この駅で繰り広げられた人間模様を描いた傑作小説。
内容説明
東京駅の建設現場で働く若者、ステーションホテルを拠点にする結婚詐欺師、歌人を目指して上京した娘…。それぞれの時代の夢が行き交う煉瓦の駅舎・東京駅。明治の建設当時から昭和の終戦直後に至るまで駅が紡いできた年月と、そこで交錯した人生を「グランドホテル形式」で丹念に描く、男と女の九つの物語。
著者等紹介
北原亞以子[キタハラアイコ]
東京都出身。コピーライターなどを経て、昭和44年「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞し作家としてデビュー。平成元年『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞、5年『恋忘れ草』で第109回直木賞、9年『江戸風狂伝』で第36回女流文学賞、17年『夜の明けるまで』で第39回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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