出版社内容情報
皇妃エリザベートからシューベルト、ヴィスコンティ、カレルギー伯爵まで、著者自身の体験を交えながら中欧の歴史と人物を語り尽す
内容説明
なぜ人々は今もハプスブルク家を慕うのか?なぜハプスブルク帝国には絢爛たる文化・学術の花が咲いたのか?皇妃エリザベート、皇帝フランツ・ヨーゼフからシューベルト、ヴィスコンティ、クーデンホーフ・カレルギーまで、著者自身の体験を交えながら中欧の歴史と人物を語り尽くした、ハプスブルク・エッセイ。
目次
皇妃エリザベート―人形の家「ノラ」の先駆者
シューベルト・心の旅路―「未完成交響曲」
ザルツブルク―「サウンド・オブ・ミュージック」の明と暗
チロル―クリスマスの名曲「聖しこの夜」
わが青春のハプスブルク―三姉妹ウィーン・ブダペスト・プラハ
「ヴェニスに死す」とハプスブルク―ヴィスコンティの郷愁
フランツ・ヨーゼフの時代―「皇帝円舞曲」
「カサブランカ」―リヒァルト・クーデンホーフ=カレルギー伯爵
サライェヴォの銃声―フランツ・フェルディナント大公夫妻の悲劇