内容説明
新陰流の奥山休賀斎に師事した小笠原玄信斎は、信州・伊那谷の山中で修業を続けていた。長崎奉行である叔父・小笠原一庵に命ぜられた玄信斎は、長崎からフィリピン・マニラへと旅立った。どうやら彼の地で関ヶ原の残党や明国、エスパニア勢が糾合し、打倒徳川幕府を計画しているというのだ。真相を探る玄信斎の運命は。
著者等紹介
高橋義夫[タカハシヨシオ]
昭和20(1945)年、千葉県船橋市生れ。早大仏文科卒。出版社勤務、広告会社の共同経営を経て、作家として独立。平成4年「狼奉行」で第106回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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