文春文庫
香港領事佐々淳行―香港マカオ暴動、サイゴン・テト攻勢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167560089
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

激動の1960年代、警察庁から外務省に出向した香港駐在領事が経験した修羅場の数々―ケネディ暗殺事件調査、香港暴動での邦人救出作戦。休暇先のサイゴンで、折からのテト攻勢に巻き込まれ日本大使館に篭城。勇気と機知で幾多の困難を切り抜けた著者の波瀾万丈の「危機管理」人生はここに始まった。

目次

第1章 着任前の重要任務―ケネディ暗殺事件調査
第2章 鹿島立ち
第3章 戦争犠牲者たちへの鎮魂歌
第4章 日本人学校創設
第5章 駅前番頭の“悲哀”
第6章 香港グラフィティー
第7章 危機の見本市はじまる
第8章 香港暴動勃発す

著者等紹介

佐々淳行[サッサアツユキ]
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍浅間山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛施設庁長官等を経て、86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。以後は文筆、講演、テレビ出演と幅広く活躍。「危機管理」という言葉のワード・メイカーでもある。93年『東大落城』で第54回文芸春秋読者賞受賞。2000年第48回菊池寛賞を受賞
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感想・レビュー

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Tomoichi

21
時代がそうだったかも知れないが著者はまたまた歴史的事件に巻き込まれる。昭和38年のケネディー暗殺から昭和43年の帰国までまだ海外旅行が珍しかった時代の物語。ケネディ暗殺事件調査・文化大革命・香港暴動そして旅行中に巻き込まれるテト攻勢によるサイゴン籠城。当時は軍隊経験者も多く肝が座っている方が多いので力になる協力者が多いが、現代であれば加藤紘一のような外務省の悪い見本見たいな人間ばかりでもし在外邦人救出のような事態になればどうなるのだろう。明日から55年後の香港に行ってきます。仕事です。2018/04/21

ちんれん

6
異常に面白い本だった。1965-68年に香港領事館で勤務した著者が経験した、香港暴動(文革の中共の影響を受けた暴徒の反英暴動)や、当時の英国の香港統治状況、マカオの暴動、質の悪い日本の国会議員への接待供与。面白い内容だった。2020/06/20

せいたろう

5
著者が警察庁から外務省に出向し香港領事となった3年間の記録。 香港が英国の租借地だった頃、 文革の余波を受けた香港暴動に巻き込まれたお陰で危機管理の勉強になったという。 しかし仕事の大半が外交ではなく国内からの国会議員らお客様への空港送迎、観光、買物、食事のアテンド、なかには夜のお相手の斡旋という「内交」 さすがに今はこんなことばかりではないのだろう。 ベトナム戦争のテト攻勢に巻き込まれたサイゴンにての体験はとても緊迫感がある。2019/06/13

でね

3
最近お亡くなりになったからか手にとってしまった本。あさま山荘事件も東大落城も両方とも読んだことあるけど、さらにその前の話。激動の60年代を香港で駆け抜けた著者の日常と非日常が描かれるが、大変読みやすくそして知らないことの多さ。やはり当時の実情はなかなか伝わらないもので。。。2018/10/31

残留農薬

3
1960年代、佐々淳行が警察庁から外務省に出向して領事をやった時期の回想。文革の影響下に起きた六七暴動は、香港社会の「いま」を形作る大きな契機となった事件であるが、この時期を現地で過ごした佐々にとっても「危機管理」人生の原点となった。彼曰く香港警察の暴動鎮圧の手法は70年前後の大学紛争の鎮圧時に活かされることになったらしいので、日本の警察の一部分にはイギリスの植民地統治のDNAが一部息づいているということになる。佐々の居た警察庁からのポストは、現在も香港領事館にあって、出世コースらしいです。2016/04/19

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