出版社内容情報
津島恵子宅放火事件、殺人事件等々、戦後復興に取り組む首都東京で様々な事件を捜査する新米主任と、個性豊かな刑事たちの奮闘記
内容説明
昭和三十年一月、目黒警察署の外勤班から、捜査係主任となった佐々警部補。海千山千の“刑事独立愚連隊”を率いながら、強盗傷害事件から犬のお茶碗窃盗まで、大小さまざまな事件に遭遇して奮闘する毎日。席の暖まる暇もない三月のある雨の夜、某美人女優の邸宅に何者かが火を放った…。伊丹十三・佐々淳行対談収録。
目次
畠中巡査無念の殉職―公葬
思い知ったか“占領軍”―渉外事件
輪姦事件と肝っ玉おっかあ―少年犯罪
鬼警部大物逮捕―選挙違反捜査
十人の刑事たち―目黒署特捜班
デカ部屋グラフィティー―微罪処分
美人女優と前科七犯―放火事件
「赤穂四十七士、いえまっか」―供述調書
新米警部補ケガの功名―警視総監賞
職人刑事と哀しき殺人犯―殺人事件
どっちが泥棒、どっちが刑事?―一見紳士ふう
インド王女の宝石盗難事件―サベトリ王女
さらば、目黒署―離任
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
α0350α
8
再読です。目黒警察署時代の後半も当時の状況がよくわかるメモに珍事件や個性的な刑事たちの話と言った面白いエピソードが多くて良いですね。この後の外事や警備の話よりもほのぼの感があって楽しめました。2018/11/02
石井直樹
0
英語が出来るのはいいね。2008/09/02
Masayuki Nakanishi
0
(313ページ) 「手帳は?」「あ、それは本庁に転勤ですからそのままお持ちください」「制服・制帽は?」「それも警視庁の身分でいるかぎり本人保管の貸与品です。二年たつと新品が再支給されますから」2011/08/21
shiaruvy
0
コメント予定
naniwoyomu
0
おすすめ。 #興味深い #読みやすい