内容説明
「母は笑いながらわざと男言葉を使って、私を慰めようとした。『いろいろあらあな』…笑顔の裏に、一番泣きたかった母の涙の顔があったのを、私は最近、やっと気付いた」母のこと、父のこと、そしてその後の生き方を決定づけた弟の死―。人気作家の日常と本音が垣間見える「週刊文春」人気エッセイ「二日酔い主義」完結篇。
目次
安堵のある風景
それはゲームでしょう
腹の虫
白球の丘
置いてけぼりのパンダ
かたちが違ってきた
父と息子、母と娘
桐の実
太郎の屋根、次郎の屋根
古い貨物船のように〔ほか〕
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
昭和25(1950)年、山口県生れ。立教大学文学部日本文学科卒業。平成3年、「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。4年、「受け月」で第107回直木賞受賞。6年、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞、14年、「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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