文春文庫<br> 時計をはずして

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文春文庫
時計をはずして

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167546038
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

父からもらった古い時計。カウンター越しに話をする銀座の女ふたり……。お馴染み週刊文春の人気エッセイ「二日酔い主義」第三弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syuntaro

5
【伊集院静の余韻溢れるエッセイ集】男(でなくても読書家)なら伊集院静の作品は何冊か読んで欲しいと思う。破天荒だが、繊細で美意識に溢れている。浴びるように酒を飲み、二日酔いで朝を迎え、また酒を飲み、競馬・競輪・麻雀とギャンブルと名のつくようなものは全て嗜み、借金だらけにも関わらずだ。そこには愛する人を失った悲しみに満ち溢れている。表題作は父親から唯一買ってもらった時計を、生活苦ゆえに質に出そうとした時のことを綴ったもの。「六月六日」「グラスにうつる女たち」「公園の椿」「都会の瞳」等味わい深いエッセイ集だ。2014/07/18

マスオ

2
再読。このシリーズを読んで、大切なのは品性と志だと自分に言い続けていた時期があったことを思い出した。2016/09/22

禅・しんじ

1
飲む・打つ(ギャンブル)・買うの三拍子を揃える不惑の頃の洒脱なエッセイ。彼の生き方に憧れて夢想したり現実の間をさまよったりした。文中で気に入ったのは(以下、ネタです)、安い屋台の酒呑んでゲロ吐いて涙を流しながら、借金の総額と生命保険の金がほぼ同額になった、女性の顔が美しく見えるのは習い事をしている女性の目、向上しようとしている時かがやく、という文。それなりに世間が評価してくれる仕事をしても、どこかどうしようもない自分がいる、と分かって居る人が世の中たくさんいる、と気づいて安堵しました。2012/07/27

たろちん

1
京都という文字が見えたので、実家から拝借してきました。著者の名前だけは知っていたのですが、人物像は全くだったので少しは分かったような。ところどころ綺麗な文が散りばめられています。2010/12/20

スミオちゃん

0
1991/10/25 発行

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