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文春文庫
夢顔さんによろしく〈下〉―最後の貴公子・近衛文隆の生涯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167534059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

蒋介石との直接交渉は未遂に終わり、軍部に睨まれた文隆は兵役に取られ満州へ赴任、そして終戦と同時にソ連軍によってシベリアに抑留された。安否を気遣う家族の許に届けられた手紙には「夢顔さんによろしく」という謎の言葉が添えられていた。果たして「夢顔さん」とは誰なのか、そして文隆の運命は。

著者等紹介

西木正明[ニシキマサアキ]
昭和15(1940)年、秋田に生れる。早稲田大学教育学部中退。63年、「凍れる瞳」「端島の女」で第99回直木賞受賞。平成7年には「夢幻の山旅」で第14回新田次郎文学賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nokiko

1
途中これがドラマとか映画ならされるまま薬漬けにされることはなかっただろうし、しんだと思ってたら実は・・って展開になるんだろうけど 事実だからなぁ ボチさんが生きて日本にもどってきてたらもっといい世の中になってただろうか?ボチさんだからってノーブレスオブリージュをつらぬいてただろうか。でもここまでゆがんだ未来は昔からそして今でもだれも望んでない2012/06/26

フンフン

0
近衛文隆は、日中戦争開戦時の総理大臣の近衛文麿の長男であり、55年体制と呼ばれる保守合同後初めて自民党以外から総理大臣になった細川護煕の伯父である。世に知られることのなかった貴公子の波乱に満ちた生涯を描くドキュメンタリーである。読者は、「上巻」の冒頭で、ソ連抑留中の文隆から内地の妻にあてた手紙を読む。そこに出てくる「夢顔さんによろしく」との謎の言葉。日本人にそんな名前はない。中国人でも、顔は姓にはあるが、夢という姓はない。あだ名としても非常に奇妙な名前である。なぞ解きは最後に明かされる。2014/07/11

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