内容説明
これは前代未聞の書である。なにしろ、なんと1979年から1990年までの87点の本に付けられた「あとがき」、「序」、「まえがき」、「著者から読者へ」等を一挙にまとめてしまったのだ。本書を読めばこの時期に、著者がどんな作品を書きながら、何を考えてきたのかが、一読瞭然となる。この本は絶対に面白い。
目次
第1章 昭和五十四年から昭和五十八年(ねこひきのオルオラネ;遙かなる巨神 ほか)
第2章 昭和五十九年(魔獣狩り・淫楽編;魔獣狩り・暗黒編 ほか)
第3章 昭和六十年(こころほしてんとう虫;悪夢展覧会 ほか)
第4章 昭和六十一年(魔獣狩り外伝・聖母隠陀羅編;倒れて本望 ほか)
第5章 昭和六十二年(風果つる街;ガキのころから漫画まんがマンガ ほか)
第6章 昭和六十三年(餓狼伝3;黄金獣(上)・淫花外法編 ほか)
第7章 昭和六十四年・平成元年(呪禁道士・憑霊狩り;鮎師 ほか)
第8章 平成二年(黄金宮3・仏呪編;旅に果てたし ほか)
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
昭和26(1951)年、神奈川県小田原市生れ。48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。圧倒的な人気を博する「陰陽師」「魔獣狩り」「餓狼伝」の各シリーズをはじめ、山岳、冒険、ミステリー、幻想小説などの分野で広範な読者を魅了し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。