内容説明
ギャレット司令の智略で備蓄石油を葬り去られた西アフリカ連邦は石油タンカーで国連軍の臨検を強行突破しようと図る。タンカーにはいたいけな子供たちが人間の楯として配置されているのだ。残された時間は24時間。進退窮まったギャレットは「急襲乗っ取り作戦」を発令した―近未来軍事ハイテク冒険小説の傑作シリーズ第3弾。
著者等紹介
コッブ,ジェイムズ・H.[コッブ,ジェイムズH.][Cobb,James H.]
アメリカ生まれ。海軍の家系に育ち、自らも軍事史と軍事テクノロジーの研究者。現存のテクノロジーを応用したステルス駆逐艦の軍事行動を描いた処女長篇『ステルス艦カニンガム出撃』は、緻密なハイテク描写に加え、巧みな語り口と人物造形をもった斬新な作品で、わが国でも絶賛をあびた
伏見威蕃[フシミイワン]
1951(昭和26)年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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かんとり
4
敵方の独裁者。 独裁者ではあるが、私欲よりも虐げられた民を救うため立ち上がった軍人。 この設定がなかなかええですな。 しかし連邦をうたうもやり方が拙く、結果的には国連軍に白旗。 ホバークラフトで戦闘に臨むアマンダも、相手の武器はゲリラ装備と何等変わらず、戦い自体は圧倒的に有利だな。 しかしそこは捻りも加わえて、面白く仕上げましたな、読後感はイイ感じ。2021/04/12
やぶやぶ
1
★42010/11/10
Pochi
1
小国相手に戦うアマンダ。いくらアフリカの小国といえども、国家相手にホーバークラフトで戦うなんて。上巻ではほとんど死ななかった米兵も、下巻ではさすがにそうもいきませんでした。ラストに向けてどんどん派手になっていきます。2013/04/14
射手座の天使あきちゃん
1
アマンダ・ギャレット大佐の続編、船がホバークラフトに変わりました 前作より落ちますね(笑)