出版社内容情報
自分でも意識しない<奇妙なしぐさ>は犯罪ノンフィクション作家を恐るべき過去に招く鍵だった。本年度エドガー賞受賞作家の力作
内容説明
天才的記憶力を武器に次々と問題作を発表する犯罪ノンフィクション作家キンリーにもたらされたのは故郷の親友である保安官変死の報。遺体なき少女暴行殺人―遺された捜査の跡をたどる記憶の奥底に浮かんだのは、かつて2人が迷い込み、そして2度と近付かないと誓った山奥の谷間にひっそりと建つ蔓に絡まれた廃屋だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
55
人の心の闇のようなものを緻密に描写し、過去への記憶がフラッシュバックのように甦ってくるあたりの筆力には本当に 敬服する。変死した親友レイの跡をなぞりながら、最後に到達する…その哀しさには胸をつく思いがする。2010/05/16
びせんて
1
海外小説は翻訳次第。 いかにもアメリカ的な小説。2018/09/12
秋茄子@ナイス返ししない党党首
1
親友の死をきっかけに帰郷したノンフィクション作家が、その親友の追っていた30年前の殺人事件の真相に迫る。記憶4部作ほどの戦慄や衝撃はないものの読みごたえは十分。ミステリとしても事件の真相に着実に迫っていく手ごたえがある。2011/09/23
Ayah Book
0
親友の死をきっかけに、過去の恐ろしい犯罪が明らかに。。。といういつものクックさん。初めて読んだ時はあまりピンとこなかったクックさんですが、色々読んでいるうちに好きになってきたのが不思議。2016/05/24
はる
0
、2021/12/29