出版社内容情報
悪徳警部補禿富鷹秋が死を賭して持ち出した裏帳簿。隠蔽を企む警察中枢、蠢動する日系マフィア残党。新宿をめぐり陰謀は加速する!
内容説明
悪徳刑事、禿鷹は死んだはずだった。だが、彼が同僚・御子柴に託した神宮署裏帳簿のコピーは、警察庁に致命的打撃を与えるものだった。悪事を表沙汰にする特別監察官・松国らの動きに、凶悪な女警部・岩動は街のマフィアも繰りながら、帳簿回収に動く。暗闘に次ぐ暗闘。息つく暇もない禿鷹シリーズの最新章。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞受賞。97年より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
54
水間野田コンビが好きなので死ななくてよかった。禿鷹夫婦が何考えてるのかわからないこのもやもや感がこのシリーズのキモなのではないかと思ったりしました。2014/10/28
Walhalla
37
シリーズ5作目は「外伝」という扱いですが、禿鷹の残り香が漂う続編となっていました。司津子さんのキャラも負けず劣らずといった感じで、主役不在を感じさせませんね。 もしかして続編があるのかなと思わせるフィナーレでしたが、やっぱり禿鷹は不死身であって欲しいですね。2020/01/23
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
21
神宮署裏帳簿のコピー。2018/01/13
流花
21
禿鷹が凶弾に倒れ、好きだったシリーズが終わっちゃったな〜と残念に思っていたので今作品は待望の!って感じでした。ただ禿鷹無しで話面白いのかな?っと不安がありましたが、なんのなんの!やっぱり禿鷹にみんな振り回され面白かった。禿鷹夫人も流石奥方という感じで頼もしかったし…ラストの電話にニヤリとしちゃいました。2014/05/13
Hideo
20
禿鷹シリーズ第5弾!前作読了後、しばらく間を空けて外伝であり最終作である今作を年末年始のお供に。前作でハゲタカが身を挺して文字通り死守した渋谷・神宮署の「裏帳簿」(のコピー)を手に入れようと、キャリア・監察・そしてハゲタカの遺志を継ぐ警部補 御子柴、天敵の警部 岩動寿満子が入り乱れての暗闘劇。面白く一気に読めるんだけど、この時代に紙媒体を巡って人が何人も死んで、最後は副署長まで..ちょっと現実離れし過ぎてるかも。そこが面白くもあるんだけどね。2023/01/03