感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
196
『百舌(モズ)』シリーズに代表されるようにハードかつサスペンスなスタイルが主なスタイルかと思っていたら、こういうブラックユーモアあふれるヒューマンミステリーも書いてしまう作家さんなんですね。ボリュームはいい意味で薄めですが、中身はとても充実したお話ばかりです。人間のココロの奥底に潜む、本当にひっそりとしたブラックな部分をBARのミステリアスな美人ママ「まりえ」さんが何気なく、そしてそっけなく(ココが重要)核心をついていき、ある意味遠山の金さんなみに解決?していってくれる流れがクセになるほど痛快でした。2013/01/14
流花
12
BARのママ まりえを軸にBARに立ち寄る人間たちのチョット現実味がない事件の不思議なお話、短編集なのにそれぞれの人物が繋がってたりして面白かった。人生を達観したかのまりえの秘密にも触れてみたい。2013/10/15
かこ
10
3年間の記憶がすっぽり抜け落ちてた奈落の底、バー〈まりえで起きた拳銃持ちが立て籠もる雷雨の夜、などなど変化球投げまくりの5編で構成されたサイコミステリー。初めはサイコミステリーって何って思ったけど、読めば納得でした(笑)2018/09/24
くらげ@
8
(☆☆☆☆)池袋にあるバー<まりえ>。訪れる客がそれぞれ巻き込まれているエピソードと店主まりえのやりとりが面白かったです。短篇なのでひとつひとつが読みたすく、あっという間の読了でした。2015/04/26
tetsujin
7
闇の奥だけが、しっくりこない2017/10/01
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