内容説明
最後の核爆弾一基が見つからない!スペイン上空で核を搭載中の米軍機が炎上、墜落した。事実をひた隠して懸命の捜索を行う米軍。放射能汚染におびえる村人。ギタリスト古城邦秋を待ちうける虎口の数々…。跳梁するスパイの狙いは?過去と現在、二つの物語が衝撃的に融合する。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年、東京生まれ。中央大学法学部卒業後、広告代理店に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール読物推理小説新人賞受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひよこ
32
◆スペインの田舎町上空で核爆弾を搭載した米軍機が衝突事故を起こし、更に爆弾の1基が行方不明になった。事実を隠蔽したい米軍と放射能汚染で不安が広がる住民たちの周りで、アメリカと敵対するスパイが暗躍する。◆色々なレビューや書評で絶賛されたとのこと。上巻では住民たちの間に放射能汚染の不安が広がりつつあるが、まだ大きな混乱も起きていなくて平和(?)。下巻でどんな展開になるのか期待!2016/12/23
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
30
(か~な~り~長期間埋もれさせていた・笑)積ん読崩し。 現在と30年前の物語が、希少なギターを介して融合するサスペンスフルなミステリー。 核汚染の恐怖は、未だに解決していない問題ですね。 東西冷戦時代ならではのスパイの暗躍もあり、下巻の展開も楽しみ☆2020/05/20
アマニョッキ
28
先輩男性が「これ面白いから読んでみて」とくれた本です。 表紙にあまりそそられずしばらく放置していたのですが、読み始めたらむちゃくちゃ面白い! 過去と現代のお話が交互に進んでいきますが、読みにくさもなくぐいぐい引き込まれます。 引き継ぎ下巻へ突入します。2016/07/07
鈴木拓
18
面白くて読書がグングン進む。感想は下巻後に。2020/05/04
めい
17
何年か前に周りで話題になってたが、今更読み始める。現代(といっても今から20年前)と30年前の話が交互に進む。1人の男がキーとなるのはわかるが、どう繋がるのか見えない。一方で、30年前の事件の黒幕(スパイ)は早々に分かりそうだ。2021/07/18
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