文春文庫<br> 十年目の訪問

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文春文庫
十年目の訪問

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167518028
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

女性、老人、身障者、過疎地の人──彼らはいま、幸せだろうか?心に残る各地、各人を再訪して、十年の時の意味を探る意欲的ルポ

内容説明

昭和40年代から50年代にかけての高度成長期の10年、この国の人々はほとんど革命に近い体験をしたのではないか。それからまた10年を経て、現在。過疎地の人、未婚の母、未亡人、伝統を守る人、からゆきさん、カナダに移民した夫婦―彼らは今、幸せだろうか。心に残る各地を訪ね、10年の時の意味を探る意欲的ルポルタージュ。

目次

消えた峠の村 長野県飯田市大平
未婚の母の家 スウェーデン・ゾナ地区
雪山の郵送隊 富山県東砺波郡城端町
海難未亡人 宮城県本吉郡唐桑町
島の女文楽 香川県香川郡直島町
京女の手仕事 京都市西京区大原野・下京区高倉通
嫁と姑の天国 三重県志摩郡阿児町国府
旅路の終り シンガポール市
魚附林のある島 大分県東国東郡姫島
独り暮しの混血老人 スウェーデン・ストックホルム
身体障害者の「太陽の家」 大分県別府市亀川
母さんの出稼ぎ 島根県邑智郡邑智町
カナダ新移民 カナダ・ブリティシュ・コロンビア州ラングレー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

28
著者が持っていたTV番組で、訪れた人を十年後に再訪しどう変化しているかを書き留めたもの(90年)。長野の馬籠そばの部落は全住民が離村。富山山中。海難で多くの男手を失った気仙沼近郊の町。瀬戸内海の島など交通不便な田舎と呼ばれるところが多い。こういう消えゆく村を見ていくのは寂しい。また幾つかの海外の街で暮らす人々。その中、別府の太陽の家は働く、税を納める、自立する障害者を支援する施設として現在も奮闘しているようだ。2020/05/19

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