出版社内容情報
リクルート事件にみられるごとく議員秘書はつねに政治家の隠れ簑である。権力のカゲで、彼らは何を考え、どう行動しているのか?
内容説明
代議士秘書がこれほど話題になった時代はない。リクルート事件では関係議員の「秘書が、秘書が…」という苦しい弁明のなかに彼らの名が挙り、竹下登元総理の分身といわれた秘書の青木伊平氏は自殺した。一方、河野一郎の秘書だった宇野宗佑も宰相となり、河野金昇のただ一人の秘書で、29歳で議員となった海部俊樹も宰相となった。現代日本の政治を下から支え、かつ動かしている秘書パワーの実態を抉る力作。
目次
第1章 秘書たちのリクルート事件
第2章 影の軍団
第3章 悲哀の戦略
第4章 帰らざる青雲
第5章 遠い椅子
第6章 キングの郎党
第7章 闇将軍をつくった男
第8章 黒衣たちの政権党
第9章 首相の金庫番の死