出版社内容情報
新天皇一家かく語りき──皇室のあり方をはじめ様々な問題について新天皇家が語った'自画像'。これからの皇室を論じる上の好資料
内容説明
昭和は幕をとじた。新天皇、皇后、皇太子が誕生し、皇室は新しい時代を迎えた。本書はその新天皇家が昭和時代に行った発言を集大成したものである。皇室のあり方をはじめ、家庭生活、公害、新皇太子の結婚問題など様々な事柄について語った“自画像”は、新天皇家の実像に迫り、これからの皇室を論じる上の貴重な資料となろう。
目次
昭和20年12月19日 クリスマスの贈り物はコーチンの雌鳥がよい(皇太子)
昭和33.11.27 ご誠実で、ご立派で(美智子妃)
昭和40.12.22 兄は自由に、弟は窮屈に(皇太子)
昭和50.8.26 沖縄がたどったけわしい道(皇太子)
昭和60.2.22 結婚は30歳前がいい(浩宮)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
5
明仁陛下は、結婚してから他者を理解する心が深くなってきたことが伝わってきた。美智子陛下の人柄によるものだろう。昭和40年代には公害のこと、昭和50年の会見から平和の話が頻繁に登場するようになる。若い頃から美智子陛下の言葉の美しさが際立っている。明仁陛下は昭和53年の会見で美智子妃への感謝を述べ、最後の誕生日会見とほぼ同じことを語っている。また、明仁陛下は人々が協力し合うことを求めているが、やはり最後の会見でボランティアのことを褒めていたが、昔自分が言っていたことが形になったと感激したのではないかと感じた。2020/01/14
くらぴい
1
平成天皇も、浩宮さまも謙虚なお言葉が多く、美智子様の母性愛とからみ、家庭像としては素敵です。