内容説明
戦後日本の代表的な作家六人の短編小説を、村上春樹さんがまったく新しい視点から読み解く画期的な試みです。「吉行淳之介の不器用さの魅力」「安岡章太郎の作為について」「丸谷才一と変身術」…。自らの創作の秘訣も明かしながら論じる刺激いっぱいの読書案内。
目次
吉行淳之介「水の畔り」
小島信夫「馬」
安岡章太郎「ガラスの靴」
庄野潤三「静物」
丸谷才一「樹影譚」
長谷川四郎「阿久正の話」
著者等紹介
村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年1月生れ。早稲田大学文学部演劇科卒業。79年「風の歌を聴け」で群像新人賞、82年「羊をめぐる冒険」で野間文芸新人賞、85年「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で谷崎潤一郎賞、96年「ねじまき鳥クロニクル」で読売文学賞を受ける
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