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文春文庫
きずな―信太郎人情始末帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167497125
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

吉原の引手茶屋の子持ち後家、おぬいと深い仲になり、内証勘当された老舗太物問屋美濃屋の跡取り息子、信太郎。子供も授かった二人に救いの手を差し伸べたのは、他ならぬ父、卯兵衛だった。日々の暮らしの中で培ってきた「きずな」が彼らの人生を大きく変えていく、大好評シリーズ第四弾。

著者等紹介

杉本章子[スギモトアキコ]
昭和28(1953)年、福岡県に生れる。54年、「男の軌跡」で第4回歴史文学賞佳作入賞。平成元年、『東京新大橋雨中図』で第100回直木賞を受賞。綿密な時代考証に基づいた作品に定評があり、「信太郎人情始末帖」シリーズ第1作「おすず」で平成14年度中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

20
貞五郎の敵討ちはうまくいったが、貞五郎と小つなはどうなるのだろう。卯兵衛の心遣いのさなか倒れて亡くなってしまった。信太郎とおぬいもなかなか進展せずやきもき。次作に期待。2016/04/23

サンディK32

14
忙しすぎて、レヴュー忘れてました(_ _;) 然し、杉本さんの作品は文体も内容も本当に自分の好みで、藤沢周平氏と双璧かもしれません。他は現在なら木内昇氏か… 今回は身内の死、という、極めて内省的なテーマから登場人物其々の背景が急速に動き出す。 いまだ大団円には遠い展開を感じながら、次へ行きます。2016/05/18

タツ フカガワ

12
ちょっと信太郎の影が薄いシリーズ4作目ですが、千歳屋おぬい、美濃屋卯兵衛、磯貝貞五郎、そして貞五郎の女で芸者小つなの、親子、兄弟、男と女の“絆”が情味あふれる物語として描かれる。それがものすごくいい。血の通ったセリフとでもいうのだろうか、二度読みもたびたびで、杉本さんのうまさに圧倒されながら次巻へ。2019/09/14

今夜は眠れない

9
面白い‼️ リアル江戸時代にどっぷり浸かって急展開に一気読み。2016/08/01

fu-min

8
信太郎達の事を理解しょうとしてくれていた父が無くなりこの後が心配。2017/07/01

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