出版社内容情報
戦後の父は居心地わるく後めたい。サラリーマン化時代は“父” の像を雲散霧消させて久しい。昭和生まれの男の真情を綴る好エッセイ
内容説明
日本の父はいま何処にいるのか?かつてない総サラリーマン化の時代は、家業というものが消え失せ、親も一代、子も一代かぎりのサラリーマン。かくして父のイメージは雲散霧消したのである。そんな居心地わるく羞じらう男たちへ、哀切の想いこめたメッセージがこの一冊。父よ、父、あなたはなにを想い、何処へゆかれるのですか。
目次
コメについて
滅びの美学
投票しない理由
「サヨク」のお葬式
「八戒」だらけ
老人福祉
「つまんない」
若い人の「歪つ」について
匹夫の勇
「社長」について
「ふるさと」とは何か
三日見ぬ間の…
相撲見物〔ほか〕