出版社内容情報
愛の悩みはさまざまだが、男と女の間には、古来、ひとつの法則がある。男女の機微を描いて当代一流の作家が描く十二の愛のかたち
内容説明
新聞社を辞め、物書き専業になって三年、信吉の仕事は、新聞の人生相談欄の回答原稿を書くことである。こわれた愛情・冷えゆく夫婦の絆、やがて、他人の手紙のなかに、信吉自身の過去現在が浮んでくる…。男と女の間には、古来かわらぬ法則があるという。男女の心の機械を描いて、当代一流の作者がえがく十二の愛のかたち。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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登場人物が女も男もみな自己中心的でイライラさせられる。人間はみな自己中心的であるとは思うが、度がすぎていて面白く感じられない。文体もあまり好みではないので、この作家さんの作品は以後読むことはないだろうと思う。好み：下。売。2013/05/23
ジェウト
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人間の黒いところが顕在化する恋愛というものにおける、その黒いところを見つめるおはなし。恋愛ひとつで手のひらを裏返す、それが人間だと、少ししんみりしながらページを閉じた。2012/07/10
