文春文庫
清張さんと司馬さん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167483142
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

「虫の眼」清張と「鳥の眼」司馬―松本清張と司馬遼太郎という戦後文学の二大巨匠はまた、昭和史そして激動する現代社会にも厳しい批評を提示し続けた。二大巨匠の活動が最も旺盛であった昭和30年代後半から40年代にかけて、著者は担当編集者として二人に出会い、多くのことを学んだ。間近に接した巨匠の等身大の実像がここにある。

目次

二人の文豪と私
社会派推理小説の先駆者として
古代史家としての清張さん
時代小説から歴史小説へ
『坂の上の雲』から文明論へ
巨匠が対立したとき
司馬さんと昭和史
敗戦の日からの観想
清張さんと昭和史
『日本の黒い霧』をめぐって
司馬さんの漱石、清張さんの鴎外
司馬さんと戦後五十年を語る

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で新田次郎文学賞、平成10年「ノモンハンの夏」で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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