文春文庫<br> ノモンハンの夏

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文春文庫
ノモンハンの夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 471p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167483104
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

内容説明

参謀本部作戦課、そして関東軍作戦課。このエリート集団が己を見失ったとき、満蒙国境での悲劇が始まった。司馬遼太郎氏が最後に取り組もうとして果せなかったテーマを、共に取材した著者が、モスクワのスターリン、ベルリンのヒトラーの野望、中国の動静を交えて雄壮に描き、混迷の時代に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 参謀本部作戦課
第2章 関東軍作戦課
第3章 五月
第4章 六月
第5章 七月
第6章 八月
第7章 万骨枯る

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文芸春秋入社。「文芸春秋」「週刊文春」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5年「漱石先生ぞな、もし」で新田次郎文学賞、平成10年に「ノモンハンの夏」で山本七平賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

153
「人は何も過去から学ばない」とは、耳の痛い言葉である。戦争という生死の場で、無責任に犠牲を強いる人物と組織。著者はインタビューで「絶対悪」を感じたという。独断専行と思い込みで武力行使することの恐怖を見せつけるのが、本書のテーマ、1939年のノモンハン事件。その教訓に学ばず、日本は2年後に太平洋戦争へと突き進んだ。その体質は戦後もそのまま、実は今も続いているのではないか。気がつけば後戻りのできない悲劇にならないよう、注意しなければならないのは、生きている私たちの責任だろう。歴史から学ばなくてはならない。2020/08/09

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

146
司馬遼太郎が最後までどうしても書けなかったノモンハン事件。直接の原因は関東軍の暴走による国境扮装であるが、事件の背景はもっと複雑で、当時の日独伊対英仏露中の微妙な力関係と駆け引きも背景にある。そして、自国の軍事力への過信と敵国の過小評価から、いきあたりばったりとしか思えない作戦。日露戦争の勝利に幻惑され、栄光の残骸にしがみつく日本陸軍。天皇の持つ統帥権を無視した現地参謀の暴走と、それを全く制御できない参謀本部。彼らに対する半藤氏の批判は痛烈である。★★★★2016/08/12

ehirano1

107
ブチギレ案件。2023/08/07

ベイス

106
歴史上、ノモンハン事件というが、これは事件なんかではない。日ソ両軍の死傷者は合わせて4万5千人。あまりにも愚かな日本軍部が引き起こした戦争であり、惨劇である。事件などとごまかしてはいけない。半藤探偵の筆によって、英米独ソが繰り広げる外交上の駆け引きの中で、日本だけが大局観をもたず、場当たり的対応に終始する情けない姿が浮き彫りになる。そして好戦的な辻らの暴走を止められない。なぜ?どうして?どうしたら日本は誤った道に進まずに済んだのか?ノモンハンで何があったかは分かった、でもこの疑問への答えは見つからない。2021/10/29

nobi

104
1939年のノモンハンが当時の緊迫した国際情勢(独伊ソ日英仏米)といかに緊密な関係にあったか、関東軍がいかに無謀な作戦に出てしまったか、月日時間単位の生々しい歴史が戦闘が眼の前で展開してゆく。ヒトラーとスターリンの焦燥疑念安堵と表情、将校から兵卒まで多くの、時に悲壮時に楽観的な日記議論電文。ソ連の軍事力をろくに調査もせず過小評価し、杜撰な攻撃を仕掛けるなど関東軍の辻参謀を中心とする将校への、またそれを食い止めるだけの胆力の無かった参謀本部への半藤氏の再々の怒りと絶句とに共振してしまう。世論の危うさも知る。2024/12/17

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