出版社内容情報
わが国にこんな珍妙で抱腹絶倒の本が本当にあったのだろうか?近代百年の「奇書・珍書」百冊をズラリと紹介する、奇想天外の書
内容説明
『掃除のすすめ』『掏摸スリ和歌集』『番台の忠告』…。明治・大正・昭和の百年に著わされた、奇妙キテレツ、抱腹絶倒の百冊の本を発掘した奇書中の奇書。著者・垣芝折多の博覧強記には唖然とするばかり。これぞ日本の近代百年の裏面史である。
目次
『掃除のすゝめ』
『燐寸使用方』
『写真亡国論』
『虎列剌禍島憲法草案』
『捨丸成育につき』
『食臭植物の実態』
『掏摸スリ和歌集』
『喜怒哀楽大全』
『五厘玉ノ冒険』
『国語読本改良案』〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
13
なんと言ったらいいか。取り敢えず、実用とか人格の向上とかとは、全く無縁の本です。発行は1997でだいぶ古い。作者名は偽名。編者として松山巖。これでも殆どの人は分からないでしょうね。小生もそうでした。週刊文春に連載されていたそうです。だから、小難しくは有りません。但し「こんな本が有って良いのか❗️」と云う驚きに打ちのめされました。また、この戯作を支えた作者の読書量に圧倒されました。創作をして居る人には多分ネタの宝庫です。腐臭を放つ程のパロディ。異論が出るのを承知で、やっとひねり出した惹句です。2014/06/11
のび太
2
明治、大正に書かれた「ふしぎな」本の紹介です。私はこの中から数冊を古本屋で探しました・・・。最後に紹介される本に驚きました・・・。2012/06/16