出版社内容情報
ブログを開設、イタリアにオペラ旅行、歌舞伎町キャバクラ体験。時代を丸ごと味わい仕事に遊びにフル稼働! 人気エッセイ第23弾。
内容説明
ペットショップの売れ残り犬をつい購入、輸送費も省みず高知の友人にプレゼント。時間もお金もたっぷり使って見合いの場をセッティング…お節介はもはや病気の域に達する一方、イタリアでオペラ鑑賞、ついには自ら舞台でヒロインに。時代の最先端と変わらぬ人情を両立させながら、仕事に遊びにフル稼働!大人気エッセイ集。
目次
京都の品格
ふくよかな時代
クラス会
この病い
プロジェクト始動
大丈夫?
湯タンポの功罪
劇場は誰のもの?
ミゾユウの出来ごと
もうイタくない〔ほか〕
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rakim
11
林さんが長い間人気作家さんでいらっしゃるのはその好奇心のスタンスがあまり変わることが無いからだろうと思います。反発するにしても同調するにしても、女子の心の中を巧みにあからさまにしてくれるから。とはいえ年齢を共に重ねてきた理屈っぽさも?適度にあり、またそれもちょっと滑稽でかわいい。2013/05/02
mon
7
こういうエッセイ集を読むと本当に楽しく日々を過ごしているなぁと羨ましくもなる。もちろん、私達とは比べようもないほどの、責任やプレッシャーの中で仕事をしているのだろうけれど。楽しくというのは気楽にということではなく、ご本人も言っていますが、外で刺激的な事を見つけるのが好きならしい。色々な事に興味をもって、楽しむ。そうすると、やはり毎日も変わってくる。たまには私も変化を求めてみようか…。2014/03/08
miku
6
街角のカフェや女子会、夜の長電話でしゃべってるような他愛ない内容達の詰まったエッセイ。やっぱりこういうエッセイってある程度売れた作家にしか出せない特権だよね。内容が、視点が斬新で面白いとか言うんじゃなくてあくまで普通の内容でも、それなりに名の知れた作家が書けばそれなりの体裁になるわけで。おもしろかったけど…エッセイを書く能力と、物語を書く能力はやっぱり別物。2013/05/09
春
6
何冊も読んだ気になってたけど、よく考えたら林真理子さんの本ってほとんど読んで無いかも。人気ドラマとかになったりして、そこで知っただけで、実は読んだ記憶があまり無い。このエッセイは面白く読めた。程よく辛口の部分もあり、ひきつけられ一気に読んでしまいました。2013/04/09
じゅり子
4
林真理子のエッセイは文庫になったら必ず手にとるなぁ。恋愛小説の方は苦手なんだけど、エッセイの面白さは、彼女の可愛らしさ、正直さにあると思う。先日、NHKの「ようこそ先輩 課外授業」に林真理子が母校で教壇に立つというのがあって、やっぱりこの人はシャイで面白く可愛い人だと思った次第。2013/04/07