内容説明
いま輝いている女性に対する世の中の視線は、確実に変化している。女たちは、家事も仕事もパーフェクトであることを要求されなくなったのだ―次世代の女優をウォッチングし、貴重なアンコウ料理やワインに舌鼓をうち、二十年以上忘れていた銀行の貸金庫の中身を恐る恐る取りにいく。引き続きパワー全開!人気エッセイ第22弾。
目次
芋ミシュラン
ひとり漫才
テレビはありがたい
コスプレの心理
雪降りの日
日本麺紀行
よその国のこと
必要ですか
受験のお宿
三浦アーカイブス〔ほか〕
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のぶのぶ
9
「コスプレ心理」、「雪降りの日」、「読書習慣です」が好きです。「コスプレ心理」は、成人式の話題。どうして毎年、ニュースになるのか、、、コスプレをキーワードにすると納得。「雪降りの日」は、新古書店や図書館にベストセラーを何冊も入れることへの批判、作者にちゃんと収入が入る仕組みは大事かも。本当に読みたい本は購入したい。購入派の私。「読書習慣です」では、麻生総理のマンガ好きを話題に。日本はあれから何人、総理が変わっただろう。アメリカはオバマさんなのに。本を読まない人が減ったことを嘆いている。エッセイ読みたい。2015/02/28
sakadonohito
8
エッセイ。自分向けの本ではなかった。なんで買ったんだろう。2022/02/25
みな
5
図、文藝春秋版。そろそろ真理子さんの周りも不景気の波が見え始めた様。バーキンを大人買いしていた真理子さんが我慢我慢。我慢してもまだまだ小庶民から見たら豪快ですが。2015/10/29
coco
4
タイトルと中身はぜんぜん関係なかった。初林真理子。あんまり好みではなかった。美食とダイエットと日々のこと?が書いてあるエッセイ。政治の話もちらほら。福田総理とか、今をときめく小池百合子もちらっと出てきて時代を感じた。いちいち、土日に家をあけることは旦那がいい顔をしないなどと書いてあって微妙な気持ちになった。2017/07/16
カーミン
4
インパクトのあるタイトルですが、中味はふつーのエッセイです。相変わらず真理子節たっぷりの作品ですが、何かにつけては「私は人妻だから」「夫がいるので」ってな具合に、「ダンナは亭主関白だけど、私はちゃんと尽くしているのよ」って繰り返しているようで、ちょっとうんざりしてしまいました。2013/07/24