文春文庫<br> 小泉信三伝

文春文庫
小泉信三伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167462017
  • NDC分類 289

出版社内容情報

反共産主義の明確な世界観、講和問題や日本の西側選択における指導的発言、高い教養と文業により一世の師表と仰がれた碩学の生涯

内容説明

小泉信三は、経済学者であるとともに優れた教育者であった。詩歌を愛誦するとともにスポーツを楽しむ人であった。学殖豊かであるとともに気骨の人であった。青年を愛するとともになれなれしくさせない人であった。「日本の師」と仰がれた巨人の生涯を、弟子であり、経済学者・教育者でもある著者が心血を注いでつづる。

目次

1 学にて立つ(正金銀行支配人小泉信吉氏の死;慶応修学;テニス・マン一途;大学へ進む;留学まで)
2 教授時代(開講・結婚;マルクス価値論論争;木曜会;『師・友・書籍』の世界)
3 慶応義塾長として(塾の徽章;信吉君戦死;塾長を辞す)
4 東宮職参与と文筆生活(ヴァイニング夫人;共産主義批判の三部作;平和論)
5 福沢研究(父の影像;福沢奮幹の研究)
6 晩年の日々(最後の学術講演;皇孫御命名と帝室論;遽かなる終焉)

感想・レビュー

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おさむ

29
今上天皇の若き頃の教育係として、ヴァイニング夫人と共に大きな影響を与えた小泉信三の伝記。慶應義塾の塾長を長らく務め、マルクス経済学批判の急先鋒でもあった。1951年の単独講和か全面講和かの論争では1人、単独講和の論陣を張った。福沢諭吉研究でも知られる。その一生を貫くのは福沢が唱えた「独立の気力なき者は国を思うこと深切ならず」の姿勢だったように思います。2017/12/25

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