文春文庫<br> ニューヨークでがんと生きる

文春文庫
ニューヨークでがんと生きる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167461065
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ニューヨークで仕事をしたいと引越しした途端にガンが再々発。アメリカで受けた治療の実際と心身両面の闘いを綴った勇気ある記録

内容説明

フリーランスのジャーナリストで乳癌患者の著者がニューヨークに居を移し仕事への意欲を燃やしていた時、癌が三たび襲った。この本はアメリカで受けた再々発癌の治療の実際と著者自身の心身両面の闘いを率直に綴りながら、自分の意志で住む国を選ぶという問題を通して多くの日本人が海外に出ることを勧める。

目次

1 ニューヨークへの引っ越し
2 またまた、がんの攻撃をうける
3 化学療法の日々
4 化学療法が終わった
5 わが街ニューヨーク

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずかず

3
ニューヨークに引っ越してもスタンスは全く変わらない著者に感心してしまう。むしろ水を得た魚のよう。アメリカの保険制度は厳しく、おそらく経済的にもらくでない中、生き生きとがんといきている。死ぬまでを記してある高校時代の同級生のジャーナリストによるあとがきもよかった。2012/09/02

アルゴン

2
★★★   筆者はアメリカと肌が合う人なんだろうな、とまず感じました。今から30年近く前に、ここまでアクティブにがんと生きる生活をしていたのはすごいことだと思います。ニューヨークの生活がわりかし快適そうに見えるのは、周りの人に恵まれたところもあるかと。2014/08/13

刺繍好きの糸ちゃん

0
確か、大学生のころに読んだ。がん治療に取り組みながら、病院と自分のアパートメントを行ったり来たりしながら、自分の人生を積み重ねていくニューヨーカー、ニューヨーカーのひとりになった千葉敦子さんに、「がんとはどういう病気か」という考えを得た。先ほど、女優の川島なおみさんが亡くなったというニュースがあった。特に思い入れのある女優さんではないが、間際まで、笑顔をこわさずに人前に出た、頑張り抜いた、という点で、敬服する。彼女の闘病を支えたご主人としては、もっと看病させてほしかった、という思いは残したかもしれない。

おいどん

0
ジャーナリストとして生きていくコツに興味がある。俺は目的型と流され型の中間。むしろ流されがち。2012/02/06

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