出版社内容情報
警備保障会社社長が犯してしまった殺人は、果たして正当防衛だったのか? 捜査のなかで見えてきた、社長の「過去の貌」とは?
内容説明
同郷の偉人として徳川家康への敬慕を公言し、生まれ故郷の静岡に多額の寄付を絶やさず名誉市民にもなっていた警備保障会社の社長・松永。その彼に脅迫状が届き、襲われた。思わず「暴漢」を殺してしまったという彼の正当防衛の主張に、十津川警部は不審を覚える。松永が隠していた「過去の貌」。そこに、事件を解く鍵があった―。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生まれ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞、22年に長谷川伸賞を受けている。著書多数。トラベル・ミステリーの第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あなご
10
現代で発生した殺人事件と徳川家康の死の謎を絡ませたミステリーでした。物語の舞台が静岡で私の地元でもあるので知っている地名や話が登場して嬉しかったです。2012/12/27
稲田紹
8
西村先生、流石です。楽しく読ませていただきました。2023/04/08
タカシ
1
徳川家康を尊敬してやまない松永。しかし彼の元に脅迫文が届く。脅迫文の消印が静岡である事に驚く。静岡には寄付したりして名誉市民となった自分に悪口を言う人間はいないと考える。また、静岡は徳川家の大事な場所。そこで部下に調査を頼む事に。その矢先に襲われる。そこではじめて警部の登場。今回は警部の出番が少なかったなぁ。部下もカメさん以外出てこないし残念。しかも警部が事件解決というよりも、調査していた部下の友達の学習が解決したようなもので残念。歴史に詳しくなれたしその点は良かった。でも、やっぱり警部には鉄道に乗って各2013/02/16
ふじようこ
1
列車関係ではなく歴史ものという感じ。新鮮でした。2012/12/22
しおぽん
0
一箇所だけ❓
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