文春文庫<br> 奇祭の果て―鍋かむり祭の殺人

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文春文庫
奇祭の果て―鍋かむり祭の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167454388
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ホテルで殺された人気女優の顔には鉄製の鍋、赤坂のママの死体には紙製の釜が。ある祭りとの関わりに気付いた十津川は米原へ向かう。

内容説明

六本木のホテルで殺された人気女優の顔には鉄製の鍋、目黒のマンションで死体で発見された有名クラブのママの顔には紙製の釜が被せられていた。二人の共通項は三十代の美人で資産家、離婚歴そして派手な男付き合い。芸能界、政財界を巻き込んだ巨大スキャンダルには多すぎる容疑者が。十津川警部・「祭り」シリーズ第7弾。

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生れ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)、平成16年に第8回日本ミステリー文学大賞、22年に長谷川伸賞を受けている。著書多数。トラベル・ミステリーの第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

竹本明

1
人気女優が六本木のホテルで殺された。 死体の顔には鉄の鍋がかぶされていた。 また続けて起こる第2の殺人には、紙で作られた釜がかぶされていた。 十津川警部シリーズの作品である。 事件の展開、また解決へ流れの中で見えてくる犯人の動機、十分楽しめる作品であった。2008/05/24

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
鍋かむり祭の殺人」という副題がついている。 日本の文化を知るのによい。 滋賀県の米原にある筑摩神社のお祭り。 日本の三大奇祭だとのこと。 山城の県祭り,越中の尻叩き祭りとの3つとのこと。 関係した男の数さけ鍋か釜をかぶるとのこと。 たしかに,奇祭だ。2012/02/16

シーラ

0
緑色の狩衣をきた少女が鍋をかぶる姿が可愛い「鍋冠祭」をも殺人事件に。ミステリ作家は業が深いなぁ。2012/03/24

にしき

0
『犯人』が完璧だと思う女性が存在するのかどうか。おいおいまさか「ただし美女に限る」とか言わないでおくれよ……。2013/07/09

仲博幸

0
米原の筑摩神社は「女性の不倫を戒める祭り」として知られる。その奇祭を基に連続殺人!祭り7作目2012/04/23

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