内容説明
沖縄で起きた写真家殺害事件を捜査する十津川警部。失踪した女友達の行方を追うカメラマンの田村。奇しくも二人は、どちらの事件も富山県八尾で行なわれる祭「おわら風の盆」に絡むことを発見する。胡弓の音が響く町を訪れた二人の前で、三年前に起きた悲しい事件の秘密と、沖縄と八尾を結ぶ謎が徐々に明かされていく。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
昭和5(1930)年、東京生れ。陸軍幼年学校で終戦を迎えた。都立高校卒業後、人事院に十年余勤務。作家をめざし多くの職業をへて、38年「歪んだ朝」で第2回オール読物推理小説新人賞を受賞。その後40年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞、56年「終着駅殺人事件」により第34回日本推理作家協会賞(長編部門)などを受けている。トラベル・ミステリーの第一人者である
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感想・レビュー
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pyonko
2
過去の殺人事件にまつわるは話。珍しく作中で誰も死なない。十津川警部よりカメラマンをメインに据えた方が良い気がした。2014/09/15
Darlo (ダーロ)
2
話は十分面白いが、終わりにがっかりです。2011/06/15
仲博幸
1
三年前の旧家の長男の死、町の人達の考える真犯人は!長男の病死としてその翌年からは通常の祭りを!「風の盆」の映画撮りの監督と主演者を再び町に呼び入れる。2012/07/27
★けーちん★
1
読み終えて美雪とのその後が酷く気になっているのと団結力のある街にひかれます2012/02/23
Aira
1
結局犯人逃がしたままの終わりはつまらない。ただ八尾には行ってみたくはなった。 2011/12/06