出版社内容情報
浅草六区の芝居小屋「偏奇館」で起きた踊り子連続殺人──五十年の時を経て意外な真犯人の姿が浮ぶ──好評作待望の文庫版刊行!
内容説明
戦争の足音が忍び寄る昭和7年。エロ・グロ・ナンセンスが一世を風靡した浅草六区の劇場、偏奇館で、三人の踊り子が次々に殺された。京子18歳、早苗19歳、節子18歳。ひとりは川に浮かび、ひとりは乳房を切り裂かれ、ひとりは公園の茂みの中に。事件の真相を尋ねて、私は50年ぶりに浅草を訪れたのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
1
西村シリーズでもお勧めの1冊です。 時代を想像するのも楽しい内容です。2013/09/27
けんいち
1
最近じゃないけど、昔読んだ、最近の西村京太郎作品の中じゃ一番面白かった一作。著者自身が「お手軽に読める一本を書きたい」と何かのインタビューで答えてた記憶あるけど、お手軽に読めてしかも心に残る、ミステリ要素も面白い、とかなりお勧め。読後に電気ブランを飲みたくなる感じもたまらないw 70年代80年代に名作の宝庫がありながら、未だにこれだけの本を書けるって本当すごいと思う。ミステリの天才ですね。2013/02/14
如月光子
1
浅草全盛の時。殺人を犯してまで自分の劇場に愛着を!現実的ではないがありうるような・・。十津川警部以外でも書くのだ!という衝撃?浅草全盛の時の関わる人達の心情・・・。意外とおもしろかった。そういえば、西村京太郎自分で購入した記憶がない
麻生
1
うんこ2008/08/03
浅葱
0
ハマらなかったのは共感できる部分があまりなく、そういうものだろうという視点でしか読めなかったからだと思う。犯人捜しに焦点を結んだミステリ物が好きな人には向かない。時代の黒い渦の中の殺人を軸として浅草に胸を預ける人々のお話だった。2017/03/07
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