出版社内容情報
幼稚園で習ったことについて根掘り葉掘り質問する孫との攻防戦を始め、日常のことから国家の一大事まで、歯に衣着せぬエッセイ集。
内容説明
ある日、私は桃子に訊ねた。「桃ちゃん、サンタクロースは本当にいるのかな?どう思う?」桃子はいった。「去年まではいると思ってたけど…」「今年は?」「どうもいないらしいなァと思ってる」それから困ったようにつけ加えた。「いるといないとのせめぎ合いなのよ、今んとこ」「そうか…せめぎ合いねえ…」円熟の日常エッセイ。
目次
1 わが孫育て(孫との攻防戦;テレビの見方、楽しみ方;おばあちゃんいろいろ ほか)
2 じぐざぐ日記(真剣ラーメン;昔を今にかえすよしなく;年下のおふくろ ほか)
3 国を愛してどこが悪い(日本人の底力;昔のオリンピック;叱る者の孤独 ほか)
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪生まれ。甲南高女卒業。戦後、「文芸首都」の同人となり、小説を書き始める。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を、昭和54年「幸福の絵」で第18回女流文学賞を受賞。父の作家・佐藤紅緑、異母兄のサトウハチローを始め、佐藤家の人々の凄絶な生の姿を描いた大河小説「血脈」の完成により、平成12年第48回菊池寛賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
72
この佐藤愛子さんの「孫」エッセイは、「寝しなに少しずつ…」と読みはじめたら、あまりの面白さにそうはいかなくなりました。さて今作の主人公、愛子おばあちゃんの娘の娘である「桃子ちゃん」は小学2年生です。近頃の子供の意識は、むかしと違って無邪気でないオトナ並み!とおっしゃる。愛子おばあちゃんの意見に私も同意します。とにかく、何処を開いても「孫」のお話で面白いです。2024/04/15
かいちゃん
32
200ページくらいまで、すんごい笑えた。声を出して笑った。ウィットに富んでいた。それからの100ページほどは、今の日本を憂うことばかりだったので、ちょっと沈んだ。2020/01/07
KEI
30
著者の20年ほど前のエッセイ。Ⅰ わが孫育てⅡじぐざぐ日記 Ⅲ 国を愛してどこが悪い の3部構成。前半の孫とのバトルに笑わせて頂いた。ただ甘いだけの祖母では無く強気の子育てが面白い。大いに笑えたのはお仲間との会話、「小さい時にいじめられた」事をウシトラという答えに?それって寅午では?トラウマ。我々はもはや新しい言葉で頭が崩壊寸前である。などなど著者のユーモアとⅢ部の当時の日本を憂いていた事に半分は同感した。テンポがある文章を楽しんだ。2025/11/24
baba
30
題名になっている「わが孫育て」は、桃ちゃんとのやり取りが楽しく、少ないのが残念ですが、他のエッセイ「日本人の底力」や「国を愛してどこが悪い」など痛烈で愛子さん節が健在で楽しく胸がすっと軽くなる。2016/12/21
パフちゃん@かのん変更
28
佐藤愛子80歳エッセイ。今どきのばあばは孫にとてもやさしいが、愛子さんの強気の孫育てが気持ちいい。一カケ二カケ三カケテのてまり歌?は、私もよく似たのを歌っていた。今の子はそんなの知らないよね。2021/08/19
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