文春文庫
けっこん・せんか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167435189
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

友情を結んで二十余年。ご存じ“愛と罵倒”の名コンビが、結婚、オトコから家族、仕事、はたまた焼肉のことまで俎上に載せて丁々発止と渡り合う。ときには故・遠藤周作、大浦みずき、関川夏央、山口文憲、福田和也、檀バジル(ふみさんの愛犬)、野坂昭如氏ら豪華ゲストも交え、話は思わぬ展開に!?痛快無比、抱腹絶倒の対談・座談集。

目次

あのとき、アンタは若かった―22年目の春1
いま、結婚したい…
私たち恋上手です
日米お見合い摩擦
お楽しみはこれからよ
ダンさんは性欲強いほうですか
もう愛の話は聞かないで―22年目の春2
それでもお皿は回る
結婚なんて、ばっかみたい
アガワは「火宅の人」の隠し子だった〔ほか〕

著者等紹介

阿川佐和子[アガワサワコ]
東京都生まれ。作家・エッセイスト。父は作家の阿川弘之。慶應義塾大学卒業。2000年、『ウメ子』(小学館文庫)により第15回坪田譲治文学賞受賞。檀ふみとの共著として、第15回講談社エッセイ賞を受賞した『ああ言えばこう食う』(集英社文庫)などがある

檀ふみ[ダンフミ]
東京都生まれ。女優。父は作家の故・檀一雄。慶應義塾大学卒業。阿川佐和子との共著として、第15回講談社エッセイ賞を受賞した『ああ言えばこう食う』(集英社文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ユメ

33
阿川さんと檀さんの対談をまとめた本。結婚できないことをネタに話が盛り上がり、罵倒し合う二人。本当に仲がよくないと言えない悪口だと分かるだけに、痛快なやりとりに遠慮なく笑ってしまう。恋愛・結婚に関する話が大半を占める中、ふっと飛び出した真面目な話が深く心に刺さっている。人としてどう生き、何を残すか。檀さんいわく「自分の人生を充実させることは、人に何かを伝えること」。阿川さんいわく「自分の生きていることを面白がることが大事」。女優として文筆家として、またひとりの女性として掲げる揺るぎない信念に背筋を正された。2018/05/08

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

26
檀ふみ、阿川佐和子コンビの対談集。(最後の5つは他の人も加わっての鼎談)この2人には、この話題(結婚や恋愛について)を……という掲載雑誌からの依頼に基づいて喋っているので、同じような話が続いて、さすがに少し飽きてしまった。阿川さんと檀さんの2人の会話は読んでいても、テンポ良く、息が合っていて楽しかったけれど、そんなに結婚していない女が珍しいですか?何回同じようなこと喋らすんや、もうええがな、そんなもん……と檀さんと阿川さんにでなく、依頼した方に対して思ってしまった。2015/09/23

金吾

23
互いに信頼しあってあるように感じる中仲のいい二人の本音トークです。自虐もありますが、高スペックな女性であり、男性にもそれを求めている感じですので、そりゃ縁もなかなか来ないだろうと思いながら楽しく読みました。2023/11/19

はるき

19
いいコンビだ~。ベテラン未婚女性らしい楽しくともしょっぱいお喋りが楽しい対談集。旧知の間柄だからか、記録されること忘れてるんじゃないかと思えるくらい好き勝手喋ってくれる。いいですね~。2015/06/18

わをん

12
飲みの席で二人の親友同士の話を横でにこにこしながら聞いているような読書時間でした。同じ話が重複して出てくるのには飽きちゃいましたが、気持ちいいくらいサバサバした会話は読んでいて気持ちいい。結婚について、年を重ねることについて考えさせられます。女性は若ければよくて、年を重ねた女性を蔑ろにする日本の風潮はよくないなと思う。若い頃にちやほやされ過ぎるのもよくないし、人生経験重ねて人間として深みが出てきたときに女として軽んじられるのって納得いかない。女性としてどういう心持ちで年を重ねていくか、大事な問題だと思う2015/08/10

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