内容説明
小泉首相がブッシュ米大統領に贈った似顔絵制作の裏話「大統領と戯れ絵」（山藤章二）。父・新田次郎の教えの記憶を綴る「卑怯を憎む」（藤原正彦）。橋本大二郎・高知県知事の「うらやましい人」とは？２００２年に各紙誌に発表されたエッセイから名品６６篇を選りすぐって収録。執筆陣も作家、学者、芸能人、家庭の主婦など多彩。
目次
うらやましい人（視覚障害者との一期一会（安原みどり）
大統領と戯れ絵（山藤章二） ほか）
イカの足三本（水に敬礼（井上ひさし）
仁慈の心 保科正之と松江豊寿（中村彰彦） ほか）
半日ラマダン（ゴンタ（田辺聖子）
名医の中の名医（浅田孝彦） ほか）
いらぬオマケ（長谷川平蔵のこと（逢坂剛）
私の遇った革命家（柴田翔） ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
40
著名人のエッセイが多いなかで主婦が書いた「視覚障害者との一期一会」「薬屋の女房」が新鮮で心に残るものがありました2014/08/01
mymtskd
6
作家、脚本家、音楽家、アナウンサー、医師、主婦、学者等々、多彩な顔ぶれの並ぶエッセイ集。一篇が２～4ページなのでどこから読んでもよく、すきま時間の読書に最適。時事的に古いものもあるが、大半は雑学的な知識も得られる味わいのあるエッセイで十分楽しめた。2023/01/06
夢みる夢子
5
★★★いろいろな人のエッセイ集で、とても良かった。考えさせられる事、共感する事、凄いと思う事、うーんと頷く事がありグット。 2017/02/10
chacha
2
全部読んだわけではないけれど、さまざまな人のエッセイの中で一番心に残ったのははじめの「視覚障害者との一期一会」。「平安の気象予報士が見た空の色」源氏物語の中で描かれている気象現象の表現を上手く使って物語を書いている。今よりも自然に対する感じ方がずっと濃かったんだろうな。2016/02/14
麦
1
ちょっと古いけど面白かった。2022/06/26
