出版社内容情報
有名無名あるいは文章のプロとアマを問わず、全国で発表されたエッセイの中から厳選した六十篇を収めた86年版ベスト・エッセイ集
内容説明
行間から見え隠れする様々な人生、自然、味わい…有名無名を問わず厳選した珠玉の60篇。
目次
紅葉狩
還暦、ア・ラ・フランセーズ
農家の世替わり
生家の匂い
幼稚園長奮戦記
神主稼業
名人の話と前置き
そうめんばち
愛惜のトーゴーカメラ
文士を撮る
師・藤原審爾
追悼マリー・ベル
仕出しいらず女房の気転
横綱北の湖
阪神、みたいな男
自戒
酒〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
2
阿川弘之、宮城レイ、前登志夫、陳舜臣、井久保伊登子、群ようこ、安岡章太郎、猪口邦子、吉村昭、山口洋子、関容子。以上の方々のエッセイがとくに心に残りました。2015/01/04
がじゅまる
1
中学生のときの国語の教科書に載っていたパールハーバーのお話がまた読みたくなってこの本を探した。世界史の先生がクラスのたったひとりの日本人の生徒のために、教科書とは違う内容の授業をしたことに感動した。2016/06/25
クジラ
1
心の琴線にふれる作品が多かった。自分の状態の影響かもしれないが。猪口邦子のエッセイはいい。あまりにドラマチックだが、でも、こういう話がもっと世の中にたくさんあったらいいのに、そんな風に思った。それから、外山滋比古のひたむきさにはハッとさせられた。目の前の仕事に一生懸命になることで、何かが開けるのかもしれない。2010/09/12