出版社内容情報
足立倫行、山根一眞、吉岡忍、関川夏央、青木冨貴子、沢木耕太郎らが猪瀬直樹との対話で明かした創作活動の舞台裏。新エッセイも収録
内容説明
「このインタビューの主人公たちは、僕と同じ敗戦直後に生まれた世代に属している。もし共通のこだわりがあるとしたら、この国の文化を相対して自分の掌のなかで握り直そうとする意志的情熱ではないだろうか」―。ノンフィクション界の旗手六人が、猪瀬直樹との対話を通して浮き彫りにした創作への熱い想いとその舞台裏。
目次
足立倫行篇 耳かき曲線
山根一真篇 変体ジムショ術
吉岡忍篇 黄昏時の頭痛
関川夏央篇 路傍の石と意思
青木冨貴子篇 感嘆ニューヨーク
沢木耕太郎篇 アマチュア往来
猪瀬直樹篇 ボクとキミの二十歳
三年後のあとがき―全共闘世代の「ストイシズム」について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポン
2
沢木耕太郎、猪瀬直樹対談『アマチュア往来 (エッセイ)孤寒 日記から』 自分で経験したことを語る私的ノンフィクション。様々な情報があふれている昨今、自分の経験、言葉で語る重要性をますます感じさせられます。 2018/07/20
amatsukaze
1
今では大御所となったノンフィクション作家と猪瀬直樹の対談集。関川夏央氏がポルトガルでもらった石をドアストッパーに使っているなど、他愛もない話から書き手の日常が見えてくる。2012/07/17
gdeh
0
作家と作家の対話だからなのか、話し方が他の著書と違いくだけている。内容はプライベートな部分が垣間見えて新鮮。2011/06/29
のんき
0
1992.5.10 第一刷 対談とエッセイ:足立倫行・山根一眞・吉岡忍・関川夏央・青木冨貴子・沢木耕太郎・猪瀬直樹
sasha
0
猪瀬直樹が聞き手となった6人のノンフィクション作家へのインタビュー集。聞き手と話し手の間の微妙なズレが楽しめる。2010/01/18