文春文庫<br> 沖縄の怒り―コザ事件・米兵少女暴行事件

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文春文庫
沖縄の怒り―コザ事件・米兵少女暴行事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167396060
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0132

出版社内容情報

昭和45年、沖縄で米兵の犯罪が続発し、コザ事件に発展した。そして平成7年、米兵による少女暴行事件で沖縄住民の怒りは爆発した

内容説明

1970年12月、一つの交通事故に端を発し、沖縄コザは騒然となった。住民は米軍兵士による暴行、強盗、殺人事件など相次ぐ不祥事に長年の怒りが一気に爆発、米軍の車を焼き打ち、基地のゲートに突入、“コザ事件”が起こった。1955年9月、米兵による少女暴行事件で再び沖縄住民は立ち上がった。『炎上』の改訂版。

目次

朝帰り
目撃
焦躁
失点
返還
刺傷
年玉
謝罪
騒擾罪
欺瞞
離任
棄却

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴れ女のMoeco

3
占領されるとは、米軍基地があるとはどういうことなのか、沖縄の人はどんな思いなのか。本土の人に対してどう思ってるんだろう…と、考えさせられる。基地問題について語るのであれば、沖縄の人たちがどれだけ理不尽な思いをしたかは知っておきたいな。それにしてもアメリカの沖縄占領の正当化が、そのまま日本の朝鮮半島を植民地にした論理と似ている。2011/03/22

うたまる

1
「そのありさまは、むしろ壮観ですらありました。私はそこに、25年間の、県民の積もりに積もった”怨念”が燃えるのを見た思いです」(大山朝常コザ市長)……1970年12月に発生したコザ暴動のドキュメント。そこに至った背景を知れば、沖縄県民への同情の念を禁じ得ない。高圧的かつ非人道的なアメリカと惰弱かつ事勿れ主義の日本の間で、ずっと犠牲を強いられた存在。でもね、日本政府の不甲斐なさに歯噛みしているのは沖縄だけじゃないんだよ。怒鳴られれば譲歩し、脅されれば金を出す。それが日本の誇る”平和外交”って言うんだから。2019/01/23

sasha

0
自分たちを救世主だと思い込んでいるアメリカ2009/10/18

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