出版社内容情報
名作のストーリーを追いつつ、時代背景と興味つきないエピソードを掘り起こした碩学の好書。発表当時の美麗木版画一七〇枚を付す
内容説明
「噫無情」「哀史」「愛の力」などと題され、さまざまな形でわが国に紹介された「レ・ミゼラブル」。本国では、初版刊行後の圧倒的人気にこたえ、全巻を233分冊として週刊新聞のような形で5年かけて売られた。それに付された木版挿絵のうち230葉を収録、枝葉に及ぶ細部をとことん読みこんだ、興味つきない好著。
目次
第1部 ファンチーヌ
第2部 コゼット
第3部 マリユス
第4部 プリュメ通りの牧歌とサン=ドニ通りの叙事詩
第5部 ジャン・ヴァルジャン
挿絵画家一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
15
面白かった。原作?を読むのは手強そうなのでまずはこちらから。2013/01/27
Satoshi
14
2年くらい前にレ・ミゼラブルの完全版を読んだが、その直後に本書を読めばよかったと後悔した。当時のフランスの社会情勢からユゴーの思想、生い立ちまで解説しており、読み進めるうちにレ・ミゼラブルの感動が蘇る。コゼットよりエポニーヌを魅力的に描いてるなと思っていたら、ユゴーは「掃き溜めに咲いた薔薇」の様な女性が好きなんだね。妙に納得した。2026/04/21
ヨーイチ
13
良書に巡り合った感激ひとしおである。この人ヤッパリ凄い。(ジャン・バルジャンではなく、鹿島茂ですよ)『為になる』という言葉がピッタリ。出来れば書斎や読書室で女中の淹れてくれた紅茶を喫しながら読みたい。そんな夢想を促すのも作者の構成と挿し絵が素晴らしいからだ。雑学と教養の間を彷徨いながら昔読んだレ・ミゼラブルが蘇る!というのは嘘で、自分が並の中学生だった事を確認しただけだった。報告したい薀蓄満載なのだが字数が尽きた。残念。2012/08/03
美東
10
『「レ・ミゼラブル」百六景』新装版刊行&映画公開記念 鹿島茂先生が語る、「レ・ミゼラブル」の世界 https://www.nicovideo.jp/watch/so20093355
viola
9
読もうか迷ったけれど、著者が鹿島茂氏ならば・・・・。あらすじを追っていきつつ、その当時の時代背景を教えてくれる本。それなのに、鹿島氏の腕がいいため再び感動し涙してしまう。私はイギリス文学が専門で、あまりこの時代の歴史は知らないのでとても勉強になりました。やはり、文学作品を理解するうえで欠かせないのがその歴史や文化ですよね。これを知らなくて何が分かるのと思ってしまう。そんな方にはお勧め。でも、間違っても原作未読で読んだら面白さ半減・・・・どころでは済まないので、読み終えてから。出来れば読了直後にどうぞ。2012/01/01




