出版社内容情報
落語から俗謡へ、三面記事から辞典へとどまるところを知らずに飛び交う愉快な"四題噺"集。オチをぴたりと決める話の発想工房
内容説明
ものごとにはすべて始めと終りがある。では、始めと終りの間には何がある?それはトリックとレトリックであると看破する著者が奇想天外な手法で、日常的な平凡な話を世にも不思議な話に変えてみせる“話の発想工房”。話の並べかた、組合わせかたしだいで、「事実は小説より奇なり」となるかどうかを見よ。
目次
ノヴェンバー・ステップ&ウェイヴス
カサブランカ
詩篇
消印
呪文
「ヌバ」によせて
ある空間の感情
雨降りお月さん
寝床
偽書
付き馬
かまきり
総装
若親分
夜間金庫
光子
攪拌学
緑の白船
神様へ
高野丼
節穴
薔薇
六花三姿
歌用辞典