出版社内容情報
日常当り前に使っている電子計算機だが、その原理はどうなっているのだろうか。ユーモア溢れる絵と文により、数学嫌いでも楽々としくみがわかるユニークな入門書
内容説明
電子計算機は人間が作ったものだから、このブラック・ボックスの中には知られぬことは何一つないはずだ、と信じる著者は計算機を“解体”してしまう。そして機械の持っている事実と日常の知識とを照合し、その原理としくみを解き明かす。おもしろく、楽々と学ぶことができるユニークなコンピューター絵本。
目次
はあどうえあ(石ころと数のこと;ししおどしで数えること;ししおどしで数をあらわすこと;ししおどしで計算すること;ししおどしはビットであること;換算のしくみとパットのこと;たしざんのこと;もういちど換算すること ほか)
そふとうえあ(謎の文字のこと;文字を覚えさせること;命令を覚えさせること;命令を実行させること;美人こんてすともやればやれること;魔女裁判になやむこと;まとめのこと)
ろぼっと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nob
6
コンピュータの基本となる仕組みを、おとぎ話風ミニストーリーとイラストに載せて説明。2進数による計算は、ししおどしモデルに置き換えて。出版当時はまだパソコンなど持っている人はほとんどいなかったはずで、本書も決して子供向けの本ということではないようだ。コンピュータは今は劇的に普及したとはいえ、この辺の仕組みは何も変わっていない。数学好きの安野さんの話に耳を傾けつつ、柔らかく繊細なイラストを楽しもう。2024/01/05
kaizen@名古屋de朝活読書会
5
安野光雄さんの絵本はたくさん持っています。 自分の仕事がコンピュータ関係だったので、あもうもなく購入しました。 眺めてみると、子供にも楽しそうな面もあるし、大人も考えさせられる面がありました。 子供が興味を示さなければ、無理に読むのを強要するのは逆効果かもしれません。 親が、子供をひざの上に載せて、読み聞かせをするとよいかもしれません。2012/04/16
skzr
2
石頭コンピューターという名前で改版されているようですが、名著と評価された時の字面で読みたかったのであえて古い方を読了。何かの概念の最初のとっかかりを説明しようと試みている絵本は何でも好き。2013/07/22
BookCafeGolden
1
今読んでもおもしろいですね~。昔大学生の頃にコンピュータサイエンスを学んでいた際にはじめて読みましたが、AIが本格的に出てきた今、最後の方の一節が恐ろしいなと思う今日この頃です。このあたりの話は義務教育でも習ってるのかな?みんな理解できてるんだろうか。このあたりの話は義務教育でも習ってるのかな?みんな理解できてるんだろうか。僕は大学生の頃に理解するの大変だったけどな・・・。こちらにも書いてます→https://bookcafegolden.com/2025/07/20/安野光雅本「わが友石頭計算機」/ 2025/07/20
yk
1
再読。これもまた名著。絶版というのがなぜなのか不思議。絵本のような哲学的な文章で綴られる。2011/10/31
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- 和書
- 胸の破片




