出版社内容情報
かぎりなく豆腐に近いステーキ。カレー好きの性格判断。湯豆腐のもたらす究極の愉快。食をめぐる芳醇多彩なエピソード、全十六話
内容説明
鳴るは鍋か、風の音か。きぬぎぬの朝はやはり湯豆腐がふさわしい。また例えば、むかし花柳界では接吻をオサシミと呼んだがその謂れとは、等々。究極の愉悦とは、官能と精神がぴったりと結びついていなければならぬ、という。日々の食を材に、さりげないウンチクをかたむける芳醇端麗の語り。この作家ならではの美味探究の一冊。
目次
鮓が来そうな日
ヒヨシガリの海
肉それぞれの表情
飲茶永日
鯛の鯛
サラダと人情
じゃがいも畑のじゃがいも作り
天ぷら盛衰記
丸にうの字
鮎の顔つき
カレー党異聞
鰺の味、鯖の味〔ほか〕
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