文春文庫<br> 戦鬼たちの海―織田水軍の将・九鬼嘉隆

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文春文庫
戦鬼たちの海―織田水軍の将・九鬼嘉隆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 516p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167370138
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

志摩の土豪から身を起こし、海賊から信長麾下の武将となり、文禄の役では水軍の総大将となった。海戦に明け暮れた男の数奇な半生

内容説明

織田信長が天下一統を志して伊勢、志摩の平定に乗り出したとき、志摩の土豪から身を起こした九鬼嘉隆は真っ先に信長の麾下に馳せ参じた。信長の知遇を得て、九鬼の運命がひらけた。文禄の役で織田水軍の総大将として海戦に明け暮れた戦国大名の数奇な人生を聞く長篇時代小説。第5回柴田錬三郎賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

42
水軍を率いる男の目から見た戦国時代が描かれます。新たな視点に引き込まれました。2022/04/24

シン

16
西日本ではすっかり観光地やリゾート地として定着している伊勢志摩。その地で戦国の世を生きた九鬼嘉隆とその一族を描いた作品。村上水軍を扱った作品は既に二作読んだが、九鬼水軍は初めて。織田信長に仕え、関ケ原も九鬼一族としては何とか凌ぎ、最終的に明治維新後も続いた家柄ではありますが、最期はともかく九鬼嘉隆の決断力があっあからこそ後々まで続いたのだということがこの作品を通じてわかりました。2015/05/13

ピンクピンクピンク

13
戦国一の水軍将、九鬼嘉隆。一向宗との戦に鉄甲船を拵えたことで有名です。信長の天下布武に於いて欠かせない存在であったと思います。そして居城であった海に面した崖の上に建つ波切城、その跡地の写真を見た時から惹かれていました。本書は海戦の場面が丁寧に描かれよく分かり面白いです。又一般的な武将とは異なる、海賊としての根っこを持った生き様が魅力的です。やっぱ海賊ってカッコイイっす。俺的大河にしたら面白そうな人物第一位!。2020/06/27

GaGa

7
図書館で借りた毎日新聞社刊のハードカバーで読みましたが、こちらに感想を書きます。面白い。織田、豊臣に仕えた戦国水軍の雄、九鬼嘉隆の生涯がダイナミックに描かれている。特にラストの関が原での決断は臨場感あり。余談ですが作者は直木賞作家白石一文氏の父(本人も直木賞作家)家族に指摘されるまで知らなかった(笑)賞とか作家の名声とかであまり読まないもので。2010/06/07

ゆうへい

6
織田水軍の将として有名な九鬼嘉隆を中心に描かれています。見所は、木津川河口合戦において、鉄甲船を率いて毛利の水軍を撃破したところです。そこに至るまでが結構苦労したところもあります。ただ、遠回しに語られている部分もあって、若干読みづらさはありました。従って、採点するなら75点です。

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