文春文庫<br> 水軍の城

文春文庫
水軍の城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167370121
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

25歳から時代小説を書き出して三十数年。直木賞受賞作の舞台になった場所を訪れた旅行記、取材エピソード、仕事の現場などを満載

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

13
1981年から1988年迄「オール読物」や「小説新潮」、「朝日新聞」「日経新聞」等に海を多く題材にする歴史作家の著者が寄稿したエッセイを集めた唯一のエッセイ集。「なぜ海ばかりを書くのか」と云う問いに答えるかの様な歴史紀行である表題を皮切りに、著者自らの作家人生を省みながら取りとめもなく、かつ纏まりもなく淡々と想いのままに書き綴っている。著者の歴史・時代小説、そして歴史読本は今まで楽しく読まして貰っていたが、初のこのエッセイ集で意外な一面が感じられた。著者ファンには堪えられない一冊です。2017/09/26

NICK6

8
実は、著者の直木賞受賞以降、多くの有名な文学賞をおとりになった作品はまだ読んでいない。酷暑なので、暇見つけては短編中心に読んでお気に入りとなった。直木賞候補の数は8回との事。私は短編数作と十時半睡しか読んでいないが、全く信じられない。著者同郷の滝口康彦さんもとってない。「拝領妻始末」等、あんな凄まじい傑作を描きまくった作家でさえも。ご選評される作家が憎たらしくなります。さて。「母の祈り」は滂沱、「タクシー」の会話は最高!「姿三四郎」ほか紹介作家は参考に。失敗談多め、本心飾らずの、とてもよいエッセイでした 2024/08/10

しんのすけ

3
飾り気のない内容でおもしろかった。特に地元の松浦党の話なんかが出て来ると嬉しくなる。これまでに読んだ小説の話もあり思い出したりした。気取らずに読める小説家。2024/03/11

ヨシ

1
この作者が好きになり読んでみた。直木賞候補になること8回目にして受賞したときのことなど素直な気持ちが書かれていて好感がもてる。2018/08/26

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