文春文庫<br> おじいさんの台所―父・83歳からのひとり暮らし特訓

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文春文庫
おじいさんの台所―父・83歳からのひとり暮らし特訓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167359034
  • NDC分類 916

出版社内容情報

父・八三歳。母の死から一人暮らしを始めた。炊事洗濯まるでダメの明治男に"鬼軍曹"の娘が特訓また特訓。その哀しさと勇気が感を呼んだ高齢化社会への挑戦の記録

内容説明

明治生まれの年老いた83歳の父。母の死から断固として一人暮らしを決意した。炊事洗濯まるでダメな男に“鬼軍曹”と化した娘(著者)が、自立させるため特訓また特訓。周囲の人々の暖かい声援に支えられ大奮闘するおじいさん。その哀しさと勇気が感動を呼んだ高齢化社会への挑戦の記録。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

目次

第1章 父はどこへ行く
第2章 鬼軍曹の特訓
第3章 遠くの娘より近くの他人
第4章 難行苦行の家事・雑事
第5章 父の四季
第6章 再び独立宣言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まじゅ

25
いまや当たり前になったスーパーの一人用パック惣菜を年老いた父が投書にて請願する記述が出てくる30年前の作品。その頃よりも現在の方が需要があると思われる。良いも悪いも綺麗も汚いも赤裸々に綴られているのは好感が持てるが、同じような内容が重ねて出てくるので読み物としてはどうかと思う。普段エッセイは読む必要を感じないのに、何年もの積ん読状態から今手に取った己の現状が読んだ理由そのままだと思い至る。続編を読むのが心情的にキツイのだが読めば再び心動かされることも予測できる。2015/09/20

サクサクぽいぽい

0
まぁ何とも身近なエッセイかと驚いた 見に覚えのあるエピソードがてんこ盛りで苦笑いだか微笑ましいやらだった それにしても独身三女の貧乏くじというのは四半世紀も前から決まっている変わっていないものなのかと呆然とした 老人男性の一人称がぼくといというのは何だかかわいらしく女性の場合は何ならこれに相当するかしら 父に先立たれた母に読ませようと思った どんな反応するだろか2014/11/22

ima

0
身につまされる。我が父も70代で一人暮らしを始めた。父の心情をわかっていた部分と、想像以上の孤独感に心が揺れた。2012/03/21

fa

0
内容は面白いんだけど、老後を考えさせれた一冊です。2010/06/20

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