出版社内容情報
二十一世紀を目前に霞が関の頭脳集団は日本をどう舵取りして行くのか。膨大な取材で“党高官低”といわれる“官僚・冬の時代”を探る
内容説明
「佐川事件」でまたも露呈された日本政治の利権的体質は、一日にして成ったのではない。それは、永田町(政治)と霞が関(官僚)の長い暗闇の歴史の副産物なのだ。執拗な取材で知られる田原総一朗が、その“奥の院”に斬り込み、永田町にタガをはめられたかに見える霞が関の獅子たちの本音を探って平成日本の病巣を焙り出す。
目次
霞が関の獅子たちの冬
大蔵省 消費税導入をめぐって永田町VS.霞が関の暗闇
農水省 農業の“開国派”は果して“売国派”なのか
労働省 リクルートとの奇妙な“二人三脚”はなぜか
郵政省 民営NTTを誕生させた「真藤神話」とは?
通産省 スーパー301条の狙いを絵解きしていくと
厚生省 高齢化が進む中、年金改正舵取り役の戦略は
運輸省 JRと共に発車した運輸官僚の一大秘密作戦
国土庁 狂乱地価と「首都改造計画」の因果関係は?
議運・国対 国政を動かすオモテとウラの政治力学の実態
防衛庁 FSX共同開発に至るまでの日米間の綱引き
文部省 「生涯学習」の演出者達が狙ったものは何か
外務省 天安門事件で見せた“二本足外交”の綱渡り
警察庁 “警察オカシイゾ”を長官に直撃してみると
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
17
表と裏の振る舞いを決めておくとか一定の理解ができるところとできないところ。「生涯学習」は「シマ」のためにつくられたコトバで天下り先の確保と同類項と納得。 2026/02/11
jiangkou
3
他の小説と並行で、ブツ切りで読んだ。平成に近づくにつれて日本という国が停滞し始めていることが感じられ、それが本書の勢いの無さにも表れているように感じる。ちょうど社会党や市民派議員の管直人などが出てくる時代だが、そういう人たちも理想ばかりさけび、時代もそれを求め、結局どの省庁も事なかれ主義に終始し、改革が遅れた感が。その中でも改革派として橋本元首相などが登場するが、その後の失脚などはご存じのとおり。今の日本が抱える課題そのままが書かれている。2016/03/21




