内容説明
親友犬ガクの死と、脳細胞流出的精神状態。空港ではテレビの絶叫音。電車に乗れば、若い男のニトネト系バカデカ声と若い女の頭のてっぺんラッパ声。家の前では宅地造成、ゲリラ戦隊総攻撃ふう強烈音。日本中全世代的にうるさいから、ある時は東北へ、ある時は瀬戸内海へ、そして無人島へと、ニゲルのだ。
目次
深夜突風
流氷とホーキ星
サヨナラカヌー犬
面妖にしんそば
怪奇日食
友人の真贋
北国早春日記
とりとめもなく日本海
ぶたひつじうま
春のうすらの二日酔〔ほか〕
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
作家。「本の雑誌」編集長。昭和19(1944)年、東京生れ。「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、「アド・バード」で日本SF大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
57
過去に読んでいるかもしれない赤マントシリーズ。カヌー犬ガクの亡くなったのが連載のころ。夢に出てくるというのは、さすがに探検隊メンバーとして認められていた証拠だな。ヘールボップ彗星の話題もある。生ビールから始まる「生」の話は笑える。自治体がハコモノにお金をかけてムダになってしまうのなら、廃校をそのまま利用できる施設に、というのは説得力がある。2019/10/08
kinkin
12
1997年2月から12月に、週刊文春に連載されたもの。椎名誠さんの目線で書かれた世相や、出来事が楽しく読めた。気分転換に、このシリーズは持ってこいだ。2014/01/26
ソラ
9
内容(「BOOK」データベースより) 親友犬ガクの死と、脳細胞流出的精神状態。空港ではテレビの絶叫音。電車に乗れば、若い男のニトネト系バカデカ声と若い女の頭のてっぺんラッパ声。家の前では宅地造成、ゲリラ戦隊総攻撃ふう強烈音。日本中全世代的にうるさいから、ある時は東北へ、ある時は瀬戸内海へ、そして無人島へと、ニゲルのだ。 2009/04/03
たーくん
5
再読。赤マントシリーズ第9弾。週刊文春1997年掲載。今回は、浮き球ベースボールに目覚めた。2014/04/25
ユウ タム
5
気楽に読める2011/04/03
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