文春文庫
21世紀 知の挑戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167330125
  • NDC分類 404
  • Cコード C0195

内容説明

20世紀は科学技術の進歩によって人間のあり方が劇的に変化した時代であった。そして21世紀は、どのような時代になるのだろうか?科学技術の最先端をあらゆる角度から取材することによって、浮かび上がった人類の革命的未来とは?百年のスケールをもって、過去と未来を見渡すために、いま現代人に必要な知識がここにある。

目次

1 20世紀、知の爆発(サイエンスが人類を変えた;バイオ研究最前線をゆく;残された世紀の謎―「ツングースカ大爆発」を追う)
2 21世紀、知の挑戦(DNA革命はここまで来た;ガンを制圧せよ―遺伝子治療の驚異;天才マウスからスーパー人間へ;21世紀 若者たちへのメッセージ)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
昭和15(1940)年長崎県生れ。39年東京大学仏文科卒業。49年「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文芸春秋」11月号)で金脈批判の先鞭をつけ、以後精力的に腐敗政治批判を続けている。知的関心は幅広く、その徹底した取材と卓抜な分析力による文筆活動で、58年菊池寛賞、平成10年司馬遼太郎賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akira

25
20世紀に起きた科学技術的な転換点をまとめた一冊。 人類は宇宙へ行き、原子よりもミクロな世界を制御し、ヒトの遺伝子まで解読した。使用の可否はあれど、サイエンスはこんなにもおもしろいと思わせてくれる。 日常生活に追われていると見えなくなる視点。この世の中には人間の目には見えていない事象が多くある。たまにはこういった話題に身を浸すことで、忘れていた知的好奇心が蘇ってくる。 「可視光以外で発見される宇宙の事実の数々」 2021/08/29

8
陳腐な表現だが、面白い!遺伝子治療等、バイオテックの進歩は凄まじいと瞠目するとともに、日本の将来が心配にも、、、 20世紀の科学の進歩は改めてすごいと実感。2015/07/15

林 一歩

8
小難しい事を判り易く説明するスキルは極めて高いと、いつも感服して著書を拝読。この技術はモノにしたい。2012/10/06

デビっちん

4
20世紀全体を俯瞰して考えると、人間のあり方が劇的に変化した世紀である。21世紀は、20世紀に起きた全方位的な知の爆発がさらに進む。中でも分子生物学とバイオ学の発展により、21世紀は天才を人工的に作り出せるのかも知れない。技術的には可能であるが、倫理的にはどうか?個人にとってよくても、社会、生命界、自然界、地球全体にとってよいことかは、視点によって違ってくる。何問にぶつかった場合は、できるだけ問題の原点に立ち戻って考える。人間の科学力はすごい!!2015/06/07

ラウディ

1
すでに21世紀になって20年以上たってるから、書かれた当時よりも若者の学力低下はより深刻な状況なんだと思われる…。実際、現場レベルでヒシヒシと感じてる…。経済状況なんかも考え合わせると、日本って国はホントに3流国になってしまったんだと思わざるを得ない…。2023/07/05

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