出版社内容情報
あらゆる料理の基本となる四面体のモデルを知ることで、料理のレパートリーは無限に広がる。世界の料理を食べ歩きながら、ユニークな視点で美味を発掘してゆく本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Mentyu
3
          
            気軽なお料理エッセイかと思いきや、その正体は、人類の料理を構造主義的に解析してしまおうという、スケールの大きい内容であった。伊丹十三による巻末解説も非常におもしろい。ただ、自分のような料理に全く関心がない人間には、レシピの説明(実証パートと言ってもいい)が退屈なので、思い切ってさっさと読み飛ばしていく方が良い。2023/06/01
          
        yashima-s
0
          
            「カツオのたたきはサラダである」「目玉焼きとオムレツは同じものである」などの極論が、「火と水と空気と油の四面体で料理は構成される」という結論を導く。読み物としても実用書としても珠玉の一冊。2008/07/22
          
        Momomanju
0
          
            人類みな兄弟。料理を論理だけで追求すれば、国や地域が違っても、実は同じようなことをやって同じようなものを食べているのではないか、というのが本書のアイデアである。もちろん共通性を見ていくと、生活や歴史の違いも明らかになってくる。そうは言っても、うまいものを食べたい思いは同じ。そのことを為政者たちが思い出してくれたらもっと平和になれそうなのになあ。2025/05/18
          
        しょ~や
0
          
            こういう視点で見られると料理も面白いかも。2019/07/24
          
        


 
               
               
              


